ビックリ仰天!中国事情 中国弁護士 金 鮮花執筆コラム

第2回 運だめし

前回、車の上海ナンバーは、小型の新車一台が買えるほど高価なものだとお伝えしました。では、この金額さえ用意できれば上海ナンバーを入手できるのでしょうか?
いえいえ、そんな甘くありません。上海ナンバーの取得には、運も味方にしなければならないようです。
上海ナンバーを取得するためには、上海市交通委員会が競売会社に委託して行う競売に参加して落札する必要があります。ところが、その落札率はわずか数パーセントと低く、競売に参加したほとんどの人は、その次の競売に参加することになるのですが、それでも引き続き苦戦することになります。
直近の11月の競売状況を例にみると、競売にかけられた上海ナンバーの数量が7514個であるのに対し、入札参加者は16万0159人となっており()、当月の落札率は約4.4%しかありませんでした。
競売は毎月一回行われますが、一年以上連続して入札に参加し、やっと上海ナンバーを落札したという話を良く耳にします。こういうこともあって、いっそのこと、代理業者の提供する、代理入札サービスを利用しようと考える人も多いようです。
代理入札サービスを提供している上海の代理業者についてざっと調べてみると、基本的にはいずれの業者も専門機械室を有していること、通信速度超高速化といったシステム、補助ソフトウェアがあること、熟練ディーラーが在籍していること、独自の入札戦略などの技術面での強みを売りにしているようです。しかし、どの代理業者も上海ナンバーの落札の保証はしていないようです。
代理入札サービスの代理費用は落札率の高さに応じていくつかのランクに分かれており、数千元から2万元弱まであり、落札率に関しては、ほとんどの代理業者が35%~80%を謳っているようです。
代理費用は落札後に支払うか、前払いの上、落札できなければ直ちに返金してもらうという方法があるようです。
強運の持ち主と自負する人なら良いですが、運に自信のない人は代理入札サービスを利用してみたくなりますね。
ちなみに、一回目の入札で上海ナンバーを落札できたら、宝くじを買ってみるのも良いかもしれませんよ(笑)。


注: http://www.alltobid.com/guopai/contents/56/2208.html

2015年12月17日

*本記事は、中国関連の一般的な情報を提供するものであり、専門的な法的助言を提供するものではありません。また、実際の法律の適用およびその影響については、特定の事実関係によって大きく異なる可能性があります。具体的な法律問題についての法的助言をご希望される方は当事務所にご相談下さい。

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執筆者紹介

中国弁護士 金 鮮花
2000 年、中国政法大学経済法学部を卒業、同年全国弁護士資格試験に合格。2000年7月、上海市京達律師事務所に入所、主に対中投資、対中貿易、民事訴訟などの業務を担当。2005年、慶応義塾大学にて法学修士号を取得。2005年6月、黒田法律事務所に入所。 日本企業の対中投資案件等に注力している。