松本 孝(Takashi Matsumoto)

パートナー
弁理士

メーカーの社内弁理士として、特許、実用新案、意匠、商標の出願および中間処理、査定系・当事者系審判事件、異議申立事件、審決取消訴訟事件、ライセンス契約、外国特許出願、内外特許調査・鑑定、社内特許教育等の実務を経験。米国の知財専門の法律事務所において1年間の実務研修を行う。
企業の製品設計・開発段階、ビジネス企画段階から、如何に自社の知的財産権を武器にしてビジネスの優位性を確保するか、そのための日本国内外出願戦略をどうするか、権利化後に権利を如何に活用するか、他社知的財産権を如何に回避するか、といった戦略的なアドバイスを常に心掛けている。
現在、日本国内外の特許訴訟事件を担当するなど、訴訟・紛争解決に強い弁理士を目指している。

主な取扱案件

  • 日本での特許権侵害訴訟
    依頼者である機械メーカが、産業機械に関する日本での特許権侵害訴訟を提起された事案において、依頼者を代理する弁護士の補佐人として参加。無効審判において、相手方企業の特許を無効とする判断を得る。日本訴訟に対抗して被告企業が米国コロンビア特別区連邦地方裁判所に提起した、相手方企業の米国特許権の非侵害・無効確認訴訟において、米国弁護士の業務をサポート。非侵害を決定付けるマークマン・ヒアリングの結果を得た後に、依頼者に全面的有利に解決。
  • 特許・ノウハウライセンス契約の紛争事案
    依頼者である日本の自動車部品メーカと世界的自動車部品メーカとの間の自動車安全部品に関する特許・ノウハウライセンス契約の紛争事案において、国際仲裁事件での日本の自動車部品メーカを代理する日本側代理人チームに、唯一弁理士として参加。限定的ディスカバリから集中ヒアリング後の事件終結に至るまでの間、パートナー弁護士の業務をサポート。依頼者にご満足頂ける内容での和解に貢献。
  • ヨーロッパ特許の特許権侵害訴訟
    依頼者である機械メーカが、ドイツのデュッセルドルフ地方裁判所においてヨーロッパ特許の特許権侵害訴訟を提起された事案において、ドイツ代理人弁護士・弁理士の訴訟活動を支援する日本側代理人として参加。地方裁判所におけるソフトウェア関連特許の非侵害主張、連邦特許裁判所及び最高裁における特許無効主張のためのサポート資料の準備、パートナー弁護士から依頼者へのアドバイス業務を支援。特許非侵害判決の確定と、特許の権利範囲減縮による無害化での解決に貢献。
  • ロイヤルティ監査案件
    ライセンサーである米国企業から包括的特許ライセンスを受けているライセンシーが、ロイヤルティ不払いの疑いをかけられに、ロイヤルティ監査を要求された事案において、ライセンシーである日本の大手半導体メーカを代理して第三者監査人との交渉、監査対応を行うパートナー弁護士の業務をサポート。依頼者のご満足頂ける決着に貢献。
  • 特許非侵害・無効鑑定案件
    依頼者の企業が、特許権者から特許権侵害警告を受け有償ライセンスの締結を要求された事案において、特許非侵害・無効の鑑定意見書、無効審判請求書案を作成。特許権者との交渉戦略等について法的アドバイスするパートナー弁護士の業務をサポート。
  • 契約書の対案作成及びアドバイス
    依頼者である機械メーカが、海外のベンチャー企業から特許・ノウハウを得て新製品を共同開発し販売する契約を締結した事案において、特許・ノウハウ・商標ライセンス契約、供給契約、補償契約の交渉段階における依頼者側対案を作成。依頼者へのアドバイス、相手方との交渉を行うパートナー弁護士の業務をサポート。

職歴

  • 1985年~1999年 日立電線株式会社 知的財産部
  • 1996年~1997年 ロー・プライス・ルブランク&ベッカー法律事務所 (Lowe, Price, LeBlanc & Becker) 米国ヴァージニア州アレクサンドリア市
  • 1999年~現在 黒田特許事務所弁理士
  • 2007年4月1日よりパートナーに就任

インタビュー

メンバーシップ

  • 2017年6月~2022年12月 国際知的財産保護協会(AIPPI)会員

学歴

  • 1985年 慶応義塾大学理工学部電気工学科

資格

  • 1990年 弁理士試験合格
  • 1990年 日本弁理士会弁理士登録 登録番号:10024
  • 2004年 特定侵害訴訟代理業務付記

著書

  • 「図解でわかる デジタルコンテンツと知的財産権」(共著;2001年7月1日初版発行、2004年7月15日改訂版発行、日本能率協会マネジメントセンター発行)

セミナー

  • 「ビジネスモデル特許の活かし方」(2001年2月)

外国語

  • 英語